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全日遊連が「ドリームクルーン2」の再販を通知 遊技通信2019年12月4日

全日遊連は11月29日、各都府県方面遊協に対し、オーイズミ製の低価格回胴式遊技機「ドリームクルーン2」の再販について連絡を行った。
 
全日遊連とオーイズミでは、旧規則機との入替で逼迫しているホールの経営負担を軽減するため、同社がすでに適合を受けている新規則機の「ドリームクルーン2」を、組合員ホールに低価格で販売する取組みとして展開。2,000台を上限に購入希望ホールを募っていたが、10月末の締切時点で全国で516台の受注に留まっていた。
 
11月28日の東京都遊協の理事会で阿部恭久理事長は、「非常に安価で出していただいたが、販売の数字は進んでいない。我々の業界が疲弊している原因のひとつには、遊技機の高騰化がある。これを変えていかなければならないという状況にあって、こうして協力していただけるメーカーが出てきた時に我々はどう動いていくべきかを考えなければならない」と述べた。
 
当日の都遊協理事会では、出席理事から「こうしたメーカーからの申し出をホール団体として応えないと、次につながらないと思う。各組合、懐事情はさまざまだろうが、組合として助成するなどして購入を促してはどうだろうか」との意見が出た。阿部理事長は、「組合によって事情は違うだろうが、やれるところは積極的にやっていだき、安い機械が広まるというのは少なくともマイナスにはならないと思う。一方で安く買った機械をさらに丁寧に使った場合はどうなるのかも合わせてみていきたい。射幸性は下がる中で、お客様にどう遊んでいただけるかを考えなければならない時期に差し掛かっている」と述べ、理解を求めた。
 
再販の通知文書で全日遊連は、現在、オーイズミと進めている低価格回胴式遊技機の共同開発など、深刻な遊技機価格の高騰化に歯止めをかけるための施策を継続していくためにも、今回の取組みの重要性を周知するよう各組合に求めた。「ドリームクルーン2」の再販にあたっての販売価格は従来通り。その他の詳細については、決まり次第、あらためて文書で連絡するとしている。
 

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