SANKYOは10月21日、パチンコメーカーのA-gon(本社:栃木県佐野市)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。株式取得は9月30日付。今後はA-gonをSANKYOグループの新たなブランドとして展開し、商品ラインアップの拡充を図る方針だ。

A-gonは1999年6月設立の遊技機メーカー。2015年には、パチンコ市場で約40年ぶりとなる手打ち式パチンコ『CRA-gon昭和物語』を発表し、話題を集めた。同機は、遊技者が手動で玉を打ち出す昔ながらの遊技方法を採用。玉の動きや釘を狙う技術介入など、パチンコ本来の楽しさを追求した機種として登場した。

今回の子会社化についてSANKYOは、A-gonを経営・事業運営の両面から支援することが、同社の事業継続と今後の発展に加え、SANKYOグループの事業基盤強化や競争力向上につながると判断したと説明している。

今後はグループが持つ経営資源を活用してA-gonの事業運営を全面的に支援。グループ各社の連携を深め、パチンコ・パチスロ両事業の商品ラインアップを拡充するとともに、中長期的な販売台数の増加を目指す。

なお、SANKYOが取得した株式は600株で、取得後の議決権所有割合は100%。取得価額は秘密保持契約に基づき非開示としている。

A-gonの資本金は3,000万円。2025年9月期の業績は売上高1億7,200万円、経常損失1億5,900万円だった。SANKYOは今回の子会社化による連結業績への影響について、軽微と見込んでいる。