26年GWのパチスロ市場を振り返り|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2026年5月19日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が5月15日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で48回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの町田遥氏。セミナー冒頭で4月のパチスロ市場を振り返った。4月に導入された新機種はスマスロ9機種、増産されたスマスロは2機種だった。4月末時点のスマスロ機の設置比率は59.6%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは87.0%(前月比3.5ポイント増)となった。
全国展開しているパチスロ運用シミュレーションソフト〈MMP〉と設定調整代行事業〈ASシステム〉によって収集された全国実績データ「SIRIUS」の総合実績シェアランキングのトップ25では、4月導入の『Lミリオンゴッド-神々の軌跡-』が7位、『L真打 吉宗』が10位、『Lパチスロ 機動戦士ガンダムユニコーン 覚醒DRIVE』が22位だった。先月導入の『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦』は1位を維持した。
今回のトピックは「2026年GW期間 実績振り返り」。コロナ禍明けの21年から26年のゴールデンウィーク期間のデータを集計し、平均稼働・売上・粗利、平均設定を比較した。稼働・売上実績はやや前年割れという結果に。粗利実績は前年比117.9%と高い数値を示し、町田氏は「粗利については『Lミリオンゴッド-神々の軌跡-』導入の影響が大きい」としている。
またGW期間中の稼働上位機種ベスト25も集計。1位は『Lミリオンゴッド-神々の軌跡-』、2位は『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦』、3位に『L真打 吉宗』と、上位機種は高単価機種やトレンド機種が中心となって構成されている。
町田氏このランキングについて「昨年は『L東京喰種』や『スマスロ マギアレコード 魔法少女まどかマギカ外伝』がけん引し、今年も話題性の高い機種が市場を引っ張る形となった。また繁忙期の傾向として、シェアは少ないがコアな支持層を持つ機種はしっかりと稼働する傾向がある」と解説し、続けて「市場全体のトレンドに大きく影響する部分と各ホールの客層に依存する部分がある点が重要であり、自店の客層を分析することで、結果はある程度コントロールすることも可能。繁忙期に向けた戦略的な機種構成や入替施策を行うことが効果的だ」と、今後の繁忙期に向けたヒントも伝えた。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、5・6月の注目の新機種として、『L戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃』と『スロット ソードアート・オンラインⅡ』を上げ、「初動は期待できるため、稼働形成の中心として注力していくことが重要。今後は稼働の落ち込みを前提とした上で、主要機種の見極めと戦略的な運用がカギになる」と解説した。
文=アミューズメントジャパン編集部