藤商事、通期業績を赤字見通しに修正 遊技機の販売台数予想が大きく下振れ
グリーンべると2026年2月10日
藤商事は2月6日、2026年3月期の通期連結業績予想の修正を発表した。パチンコ・パチスロ市場における販売競争の激化に加え、第4四半期に予定していた主力パチスロ新台の販売延期などが響き、前回予想から一転して赤字転落となる見通しだ。
あわせて発表された2026年3月期第3四半期(4~12月)の連結業績は、売上高160億300万円(前年同期比47.9%減)、営業損失46億1,300万円、経常損失44億4,100万円、純損失29億800万円。期間中はパチンコ『地獄少女7500Ver.』やパチスロ『スマスロ とある科学の超電磁砲2』などの新台を市場投入したが、販売台数は3万8,000台にとどまり、大幅な減収減益となった。
通期業績予想については、売上高を前回発表の365億円から231億円へ大幅に修正。各利益項目も、営業損失38億円、経常損失37億円、純損失21億円といずれも赤字を見込む。
修正の主な要因として同社は、パチンコ・パチスロ市場全体の年間新台販売台数が期初の想定を下回ったことを挙げる。販売競争が激しさを増すなか、同社の新規タイトルを含む複数機種で販売台数が当初計画に対し未達で推移。これにより、通期の累計販売台数予想は、前回予想の8万6,000台から5万4,000台へと大きく下振れする結果となった。
また、第4四半期に投入を予定していたパチスロ新台1タイトルの販売延期も大きく影響した。当該機種について同社は、長期的なブランド価値を左右する重要タイトルであると位置づけ、性能面での完成度を優先すべきと判断。販売開始を翌期以降としたことで、当期に見込んでいた売上および利益が翌期へ繰り延べられる。